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役者は「人物」たる演技を、本は矛盾を切り拓く言葉を、共に要求する。

文語が多いと言われる。直接的な表現が恥ずかしいのか?とか、格好をつけてるのか?とか、結局「ありがとう」以上の言葉はない。だとか、言われることが多い。
まあ、そうだねって思う。

でも、目の前にどうしても解決できない矛盾があったり、また、どうしても許されないことを許してもらうために、もしくは、どうしても認められないことを認めるために、言葉をより考えなくてはいけないんじゃないかと思う。
逆に言えば、
名状し難く、解決の不可能な出来事ですら、言葉と「人物」は乗り越えられると信じてる。それは、聞いたことがない表現で、見たこともない人物像なのだと思う。でも、確実に道を切り拓き、断裂を乗り越えられる言葉と人物は存在するのだと思う。

「覚者の桴」

5人の男女が洋上の筏の上で漂流し、生命の危険も顧みずに恋人を求め、奪い合う話。
もし、距離が隔たれ、永い時間が約束されるなら、いくつかの恋は円満に成就したかもしれない。
でも筏の上は、全ての物事をありありと眼に映し、隠し事を許さない。飢えと渇きは確実に生命を蝕み続ける。
だから、5人は「人物」である必要があり、言葉は、あらゆる欺瞞や嫉妬を覆す表現である必要がある。そうでないと恋することなど出来ないだろう。

団員や縁のある役者を交えて、公演稽古とは別の形で定期的に行ってきた稽古用の台本がこの「覚者の桴」です。

役者は「人物」たる演技を、本は矛盾を切り拓く言葉を、共に要求する。そんな稽古を続けるうちに、これがVoyantroupeの指針だろうと思い行き着いたところから公開しようと臨みました。

脚本・演出家 Voyantroupe主宰 宇野正玖facebookより

覚者の桴
2015/7/20〜22 pit北/区域にて
http://voyantroupe.com/ikada/

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