脚本・演出 宇野正玖による
独断と偏見に基づいたパラノイアパラメーター

ヨーゼフ・メンゲレ(Josef Mengele)

第二次世界大戦中にアウシュヴィッツで勤務。収容所の囚人を用いて人体実験を繰り返し行った。実験の対象者や、直ちにガス室へ送るべき者を選別する際にはナチス親衛隊の制服と白手袋を着用し、人種差別や愛国主義を掲げたという。双子の研究に造詣が深く、双子を縫合して一人の人間にする実験などを行っていた。

イルマ・グレーゼ(Irma Grese)

アウシュビッツ強制収容所の女性看守。風貌は美しい天使の如き無垢な顔の少女であったが、女性看守の中では最も残酷であり、ユダヤ人女性の乳房に鞭を振るって大ケガをさせることで心的快感を得るサディスティックな側面を持っていたという。また、ヨーゼフ・メンゲレらとの醜聞の噂も絶えず、堕胎手術を頼んだ事もあったとされる。

フレデリック・ウェスト/ローズ・ウェスト(Frederick “Fred” West and Rosemary “Rose” West )

イギリスのシリアルキラー(連続殺人者)である。妻のローズとともに若い女性を惨殺し遺体をグロスタークロムウェル通り25番地の自宅の庭などに埋めた。逮捕後、自宅は「恐怖の館」と呼ばれ世界中に報道されて注目を集めた。

ジャンヌ・ダルク(Jehanne Darc)

農夫の娘として生まれる。神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を収め、後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献した。その後ジャンヌはブルゴーニュ公国軍の捕虜となり、身代金と引き換えにイングランドへ引き渡された。イングランドと通じていたボーヴェ司教ピエール・コーションによって「不服従と異端[5]」の疑いで異端審問にかけられ、最終的に異端の判決を受けたジャンヌは、19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じた。

ジル・ド・レ(Gilles de Rais)

1429年のオルレアン包囲戦でジャンヌ・ダルクに協力し、パテーの戦いに参加して戦争の終結に貢献し「救国の英雄」とも呼ばれた。戦争が沈静化して後は戦場に出ることはなく浪費生活を送っていた。一説ではジャンヌの死のショックから破綻した人生を送るようになったとされているが真相は定かではない。落伍した人生の中では様々な悪魔崇拝に浸り、ジャンヌによく似た少年を寵愛しては殺害する妄執に狩られ、ついには数百人もの少年を殺戮するに至った。童話「青ひげ」のモデルとしても有名な人物である。

エリザベート・バートリ(Ecsedi Báthory Erzsébet)

「血の伯爵夫人」という異名を持つ。錬金術と悪魔宗教に傾倒する。処女の血を浴びると永遠の若さと美しさを得る。という妄言からおよそ600人もの少女をチェイテ城に監禁し、残虐な方法で血を搾り取って殺害した。裁判に挙げられると、自城のチェイテ城の一室を漆喰で囲まれ、永遠に闇の中で暮らすよう言い渡される。史上名高い悪女として知られたことからカーミラ伝説のモデルとされている。