第六回本公演「暗君　カリギュラエフェクト」にご来場頂ましてまことにありがとうございました。
緊迫した情勢が続くなか、皆様にご来場頂けましたことを本当にありがたく思っております。昨年は本番中に第一次緊急事態宣言が発令されたことのより第5回本公演が中途段階で休止となってしましました。皆様には多大なご迷惑をおかけしてしまい、この度の公演においても正式なタイムスケジュールの発表遅延など、不安を抱かせてしまいました。改めてお詫び申し上げますと同時に、それでも応援くださいましたこと、感謝の余りに言葉に尽くせません。今回の「暗君」は千秋楽まで行えたことに大変な安堵を感じております。
稽古期間は通常よりも長く準備に費し、短時間での活動時間を定め発熱の検査や防止対策を徹底して臨んでまいりました。結果、無事に開き、また無事に幕を閉じることができたのは関係者一同とご来場頂けました皆様の意識の高さのお陰であると噛みしめております。
今年も「暗君」という荒唐無稽な世界をお届けさせて頂きましたが、次節や来年もギリギリのタブーを程度よく提供していければと、しばしの準備期間に入らせて頂きます。
秋の平中妖怪公演、そして来年には偏執狂短編集パレードと、盛り沢山の内容でお届けすべく勤しんで参ります。どうぞ楽しみにお待ちください。

主宰　脚本・演出　宇野正玖