INTRODUCTION

当公演は一つの台本を日本語バージョンと英語バージョンの二つに分けて上演いたします。ストーリーは同様のものになりますが、言語の違いによって全くの別物と感じるかもしれません。なお、日本語バージョン英語バージョン問わず、雰囲気やリズム、エネルギーを重要視するため、言語はたいへん聞き取りづらくなっております。その補助といたしまして、全編にわたって字幕を放映させていただきます。耳の不自由な方や外国の方にも大変おすすめの公演となっております。

ストーリー

カワサキ区ドリームランドの治安を維持することは極めて困難であるとされていた。

カルテルと呼ばれる麻薬企業はこのカワサキにいくつも存在するグループであり、その暴力行為は行政の手に負えるものではなかった。

地域はスラム街と化し、富裕層は撤退、あぶれ者や犯罪者たちが行きつく最後の区域とされていた。

カルテルは警察をも懐柔し、警察はカルテルに贈賄することで存続を約束されていると噂された。

報道会社のKNNジャーナルはこの事態に警鐘を鳴らすべく、警察とカルテルとの癒着を全国に報道した。

警察側は癒着を否定。しかし、この報道と警察の回答はカルテルのメンツを傷つけたとして、
カルテルはジャーナリストたちに対し報復の手段に出た。

既にKNNジャーナルの死者は２１人。ただの３人を残し解体された。
もし警察がこの残された３人を保護するのなら、カルテルは警察に対しても総力を挙げて報復行為を行うだろう。